虚ろな日々も全て愛に溶け込む

 

 

"もう頑張らないで"と願ってしまう夜があった。

 


とある音楽番組。
その日は、なんとなく、いや確実にいつもとトーンの違うあなたがいた。すべて私の勝手な推測でしかないので、悪い方悪い方にばかり考えが進んでしまって、勝手に落ち込んで勝手に泣いて勝手に辛くなった。
オタクとは器用な人間で、"辛い"とか"無理"とか"しんどい"を良い意味でも悪い意味でも使えるのだけど、この日ばかりは悪い意味で"つらい"と感じてしまった。共感性が高すぎて生きづらい。

 


そんな日の夜、始まった

 

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RIDE ON TIME〜2年目の覚悟〜』

彼らの
知られざる裏側、
知りたくない裏側、
知っておきたい裏側。

覚悟、情熱、弱音、葛藤、自信、悩み。

その、ほんの一欠片を見せてくれる時間。

もちろん田舎でリアルタイム出来るわけもなく、FODで。逆に私にはFODで良かった。感情がぐちゃぐちゃすぎて見る勇気が無く一晩寝かせたり、涙で画面が見えなくて何度も止めたりしながら、ゆっくりゆっくり見た。

 


そこには
見たことのないあなたが沢山いた。きっとこれから先も私たちの目の前では絶対に見せてくれないであろう、裏側だからこそ見えた、頑固で必死で我武者羅なあなたがいた。

なんでだろう、涙が止まらないと同時に、安心してしまった自分がいた。

ただただ私が想像していただけの、『つらそう』『しんどそう』『疲れてそう』という虚妄の答えが出たような気がした。あなたが、本当に私と同じ、悩みながら苦しみながら、毎日を必死に生きている"人間"であるということを改めて知れたような気がした。

 

 

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珍しく虚ろな瞳をしていたり
弱音を吐くあなたもいた。

 

 

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裏側であろうと顔は良かったすこぶるによかった。

 

 

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いろんなあなたの私服が見れたのも嬉しかった。

 


なにより

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がんばりたい
求められてることに答えたい
むしろそれ以上を目指したい
休む間も惜しんで努力したい

それをあなたが望んでいること。

 

 

 

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すこし嬉しそうに"ギター買った""まめができた"と報告するあなたに、気持ちがふっと柔らかくなった。

 


ああ、そうだ。
そうだった。

あなたは "無理しないで" "休ませてあげて"
"もう頑張らないで"なんて言葉は
好きじゃなかったね。

望んでいなかったね。

 

 

 

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真っ直ぐ前を見据えて自分を認め、
鼓舞してきたんだね。

 

 

 

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難しい課題でも、

自分に言い聞かせるように繰り返して、

なんとか奮い立たせてきたんだね。

 

 


ストイックな人とは思っていたけど、こんなに頑固で、こんなに命削りながら走り続けているなんて。
私の想像の遥か上をいくあなたの姿勢に、私もなんだか背筋がしゃんとした気がした。

 

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今でも、できればあまり無理しないでと思ってる。

いつでも楽しくて温かで毎日がハッピーであってほしいという願いは、今でも変わらない。だけど、あなたがそうしたいと願う、あなたが望んでいることなら、私はちゃんと見守っていくよ。あなたが届けたいものを感じて、あなたが届けてくれたものを宝箱にちゃんと詰めて、そっとそっとだいじに鍵をかけるよ。

 


たまには弱音吐いたり休んで欲しいけれど、あなたの近くにはちゃんとあなたを認めて、見守ってくれた上で、声をかけてすこーし座らせてくれる仲間や大人がいることも、知れて良かった。

 

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安心してあなたを応援できるし
安心してあなたの笑顔を受け取ることができるよ。

 

 

 

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頑張ってくれて ありがとう。

 

 

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辛い事なんて何もないかのように
笑顔をくれて ありがとう。

 

 

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生きる希望や目標をくれて ありがとう。

 

 

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頑張ることは かっこ悪いことなんかじゃないって
教えてくれて ありがとう。

 

 

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必死に 必死に もがきながら
それでも尚、私の前にいてくれてありがとう。

 

 

あなたを好きになって
今まで以上に 泣き虫になった。

まだ好きになってから日も浅いのに
何度泣いたかわからないよ。
それが、嬉しい、しあわせ、な涙ばかりではなくても。あなたのお陰でいろんな感情が増えた。言葉にできない感情がとても増えた。どんなに辞書を引いても、本を読んでも形容できない感情が、溢れて止まらなくなった。

頭の中の 色が増えた感覚。
言葉ではなく、色が増えた。

 

 

 

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岸くん。

あなたに出会えて 本当によかったよ。

あなたに出会えて 本当にしあわせだよ。

あなたが頑張ってくれるから
わたしも頑張れるよ。

大袈裟ではなく、毎日あなたに救われて
毎日あなたに生かされているよ。

一時の波と言われれば、絶対違うと言い切れなかったりするし、もしかしたら今大噴火状態のあなたへの愛も、やわらかなロウソクくらいになる日が来るかもしれない。

だけど、今の、この大切な日々や
あなたがくれたもの、あなたへ感じたこの想いを、無かったことにする日なんて永遠に来ない。それだけは、胸を張って言い切れる。

 

 

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いつも本当にありがとう。
これからもずっと、見守らせてね。
これからもずっと、頑張ってね。
一緒に、頑張らせてね。

 

 

 

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今日も、

"King & Prince の 岸優太"でいてくれて

ありがとう。

 

 

 

 


RIDE ON TIME山下達郎

 

出会えたことが求めた奇跡

 

 

「今日、雨予報だよ」

起き抜け一番入ってきた母親情報には、苦笑いするしかなかった。

 

 

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2019年 9月18日
DREAM BOYS 2019 観劇当日。朝。

学生時代の大事な行事や楽しみにしていた予定の日は高確率で雨、という何処かの誰かさんを笑えない程の雨女な私。その何処かの岸さん(言っちゃった)のお陰で最近は少し好きになった雨も、今日に限ってはムムッと口を尖らせてしまった。

でも、もう仕方ない。
なにせそんなとんでもない雨女が、とんでもない雨男さん(コラ)の晴れの舞台(雨だか晴れだか何が何だか)を観に行くんだから。雨の二乗だもん。

今日入る人ごめん、私も岸くんも張り切り過ぎてしまいました、と自意識をエベレスト級に持ち上げて新幹線に乗り込んだ。

 


東京駅に着き、2年ぶりくらいに会う友達と右だの左だのワチャワチャしながらも何とか合致し、そのまま帝国劇場へ。まだ降ってなかったよ〜と言っていた友達と駅の外に出た途端にポツポツ降り出す雨。もはやミラクル。友達よ、折りたたみ傘まで買わせてごめん。

ちょっと高級感漂うビルやお店のある街中を歩いて、見えた"帝国劇場"の看板。その看板が見えた瞬間から、私の中にあったごく少量の貴重な語彙という語彙が宇宙の彼方へフライアウェイした。

 

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これを観ても尚、今日は中に入れる、岸くんが中にいる、岸くんが生きている(?)という事実がまだ受け入れられずただただ眺めたり写真を撮ったりしては「すごい」「やばい」「どうしよう」しか言えないロボットと化した。

まったくもって全てが初体験、岸くんも、神宮寺くんも、ジャニーズすら全部が初めてだらけの私。入場の列に並んでいることすら嬉し過ぎて会場に入る前から泣きそうになるの巻。

グッズを買い、二階の席について、垂れ幕に映る大きな"DREAM BOYS"の文字を見て

ほんとに生きてるのかなぁ
ほんとに、出てくるかなぁ

なんて、出てきた訳のわからん感情を落ち付かせられる訳もなく、ひたすら友達に「すごい」「やばい」「どうしよう」を繰り返す私。

 


ザワザワ聞こえるお客さんの声の中、確かに聞こえた円陣の声。きっと全員で足を踏みならしたのかな?というような、音。それが聞こえた時点でやっと

あぁ、岸くんがいる
そこに、岸くんがいるんだ
今日遂に
貴方に会えるんだ

抑えきれない感情をグッとこらえて、私はしゃんと背筋を伸ばし、椅子に座り直した。

 

 

 

 


※以後ネタバレあります。ご注意ください。
(言うてそこまで細かいことは覚えてません。情報があやふやですが、すいません。)

 

 

 

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フワッと照明が消え、ザワザワしていた声もスッと引き、オーケストラピットに照明が点いた。
ゆっくりと下から現れた、2人のシルエット。
思わず隣にいた友達の手を掴んだ。

2人の顔が見えた瞬間、まず最初の号泣。

ここから、夢のような時間が始まった。

 


全員が登場し、舞台も空間も大きく使った演出、真っ白なステージ衣装、煌びやかな照明やセット。ここは天国か?私ドリボが始まる前にまさか死んだんか?と思うほど。
でも、確かに私は椅子に座り、目の前にはキラキラ輝く岸くんがいた。幸せだ、すごいや、多幸感でもうどうにかなりそうだった。

 


物語が始まると一変、そこにはユウタとジンが完全に憑依した岸くんと神宮寺くんがいた。

元々共感性が高すぎて、ドラマや映画に感情移入し過ぎてしまう私は、物語が始まると"岸くんだ〜〜ヒャーー"という感情を一切失い、ストーリーに入り込んでしまった。

 


ドリボの物語の内容をまったく把握していなかった私でも、とても楽しめるストーリー編成だった。

時系列、登場人物や関係性、伏線の引き方や場面の切り替えがとてもわかりやすく、セットも大掛かりで、個人的には全体がよく見える二階席はちょうどよかった。(表情を見るには双眼鏡を覗けばいいし)
特にユウトの病室と、ミズキとソウヤのテレビ出演のシーンが、回転するセットの上で混ざり合うところがとても好きだった。

 


ここからはただただ感想並べます。すいません。長くなりそうだな、さぁせん(岸的に謝るな)

・まず、鳳蘭さんと紫吹淳さんの圧倒的な歌唱力と演技力に脱帽。宝塚って本当にすごい。このお二人とジャニーズが同時に観られる贅沢感。拍手。

・そしてジュニア達の完成度の高さ。歌声もパフォーマンスも何もかもが素晴らしく、舞台に華を添えていた。特に私的に生で観て一番良かったのが猪狩蒼弥くん。アンニュイな色気のあるダンスと独特な雰囲気がとても良かった。これからこっそり応援したいし、きっとジャニーズの中でどんどん大きな存在になっていくだろうと、どっから目線だよ?みたいなことを思った。

・Hi Hi Jetsのローラースケートはジャニーズの宝だなぁと思った。止まるところはピタッと止まり、走り出すと伸びやかでスピード感があって、とても華があった。3人の個性がキラキラ眩しくて、ぜひ、全員が揃った圧巻のパフォーマンスも観たいなぁと思った。頑張れよ、負けるなよ。

・美 少年はもっとキャピキャピ!若さ!キラーン!なイメージ(偏見+にわか)だったけど、今回のストリートな衣装とhip-hop調なダンスがマッチしていてカッコよかった。いつもの可愛くてキラキラな笑顔を完全に封印しているところは、プロを感じた。

・登場人物の複雑な感情を表すシーンで踊るコンテンポラリーダンスがとても綺麗だった。ダンサーさんたちのシンプルな衣装と独特な動きが、不思議な世界観を作り上げていた。

・桟橋 アドリブシーンは当日お誕生日だった藤井直樹くんのお話。拍手が起こったり静かな笑いが起こったり柔らかで和やかな雰囲気。岸くんは嫌われてるからお祝いしない方がいいよ、俺が伝えとくよって冗談をユウトが言ってるのに、俺もお祝いしたい、な岸くん、可愛かった。

・ギター アドリブシーンは、アレンジ祭りだったらしくユウトのツッコミから始まった。(が、勿論私にはどこがどうアレンジだったのか全然わからない)アレンジ多めにしてみた!って明るく言うけどあからさまに悔しがる岸くん。大丈夫、ぜんっぜん良かったしかっこよかったよ。

・赤い幕を持ちオケピに落ちていくシーン。掴めずそのまま落ちた、みたいなレポを見ていたので赤い幕が降りてきた瞬間に物語からファッと戻され、頑張れ、と願ってしまった。見事掴んで安心したと同時に、二階席からも下が見えないほど落ちていくユウタに不安と心配を覚えるくらいだった。

 

・次々に回収されていく伏線。テンポは良いが丁寧でわかりやすく、処理能力の遅い私でも付いていける構成でとても有り難かった。

・岸くん顔小さい

・岸くん足長い

・岸くんの手が、あの、あれでした

(感情が溢れ過ぎたことによる語彙の欠如)

 


・神宮寺くん演じるチャンプ。
彼が歌い出した瞬間、稲妻に打たれたような衝撃を受けたのは言うまでもない。こんなに歌うまかったっけ?!って神宮寺担さんに後ろから刺される発言ですが、本当にとんでもない歌声。伸びやかで声量もあってビブラートも丁寧で綺麗で、チャンプという役柄のちょっと乱暴な歌い方まで出来ちゃうとんでもない人だった。そしてビジュアルも神がかっていた。ふと前髪を搔き上げる姿は死亡案件。公演前より公演後の方がグッズが売れる神宮寺、の噂は本当だと思った。ありゃ落ちる。軽率に落ちる。

・岸くん演じるユウタ。
担当という贔屓目があるとはいえ、やっぱり岸くんの感情の込め方と、役が憑依した目は群を抜いていた。ストーリーが始まってからは岸くん、というよりユウタでしかなかった。苦しい葛藤や辛い感情がリアルで、切なくて苦しくて、要所要所で涙が溢れた。ダンスのシーンではやはり頭の先からつま先、指の先までが丁寧で綺麗。歌声も、いつも音源や画面越しで聴いているものとは比べ物にならない上手さ。グッと感情を込めて手を握り締め、少し俯きながら歌う姿には心を打たれた。

・私の選ぶベストオブ岸(ナニソレ)は"岸角"。
TLでよく流れてきていたNight mareも勿論かっこよくて色気があって、正直終始双眼鏡で覗いては静かに悶えていたが、"岸角"に関しては何というか、"人間味"がすごかった。岸くんって本当に人間なんだと思った。(いやナニソレ)グッと持ち上げる表情や後ろ向きで持ち上げる時の「ぃよいしょっ」って感じがあぁ岸くんが生きている、頑張っている、頑張れ、頑張れとヒヤヒヤしつつも胸に刺さって抜けなかった。要所要所でユウタではなく"岸優太"になる瞬間が、岸くんを2次元だと思っていた私にはとても堪らなかった。岸くん、3次元でした。(頭の悪いコメント)

 


(物語とかあんまり関係のない感想だらけですいません。親に図式化しながら解説できるくらいにしっかり物語は覚えているんですが、どうもうまく表現できず。)

 

 

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輝く笑顔と温かい拍手が混ざり合い自然と起こったスタンディングオベーション。あぁすごい、本当にすごいと、また涙が止まらなくなる。泣き虫で困る。

SHOW TIMEも贅沢すぎた。え、終わったのにこんなに歌うの?こんなに聴いて良いの??これでこの値段?実質無料じゃん………と動揺。(某OLさん)

ユウタとジンを引きずらず、アイドル岸優太と神宮寺勇太に切り替えた2人とジュニア達が輝いていて、本当にすごい、この一回で、アイドルの姿まで観れるなんて本当に贅沢だなぁと思った。

 

 

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私の、はじめての現場が
ふたりのDREAMBOYSで本当に良かった。

 


いや、贅沢すぎるんだけどね。

 


岸くんを好きになって良かったと思うことだらけだけど、本当に心の底から、貴方で良かったなぁと思った。こんなに努力家で、ストイックで、心配になるくらいの人だけど、それを一心不乱に伝え、届けてくれる岸くん。

沼が深いとか好きと言う言葉じゃ表しきれないほどの貴方の魅力に、また惚れ直してしまった。
本当にすごい人だし、これからもずっと離れたくないと思った。

そしてそんな岸くんの相手が神宮寺くんでよかった。冷静で、外から物事を見ることができて、でも岸くんと同じ努力家でまっすぐな神宮寺くん。

ふたりの努力に、精一杯の感謝と拍手を。

 

 

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会いに行かせてくれてありがとう。

素晴らしい時間をありがとう。

夢をありがとう。

抱えきれないほどの幸せをありがとう。

これから、千秋楽まで
怪我だけはせず
みんなに夢を与え続けてください。

無事、駆け抜けられることを
心から祈っています。

ずっとずっと、大好きです。

 

 

 

忘れない。忘れたくない。大事な日。

2019.9.18 DREAM BOYS 2019

 

 

 

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(前の人がやってたので調子に乗って便乗した一枚。びっくりするほど腕が短いね)