サヨナラ、トニトニ。

 

 

 

あんなに前から浮き足立っていたクリスマスが終わった途端、間髪入れずに突然年末モードに切り替わると、なんだかすこーしだけ切なくなるのは社会人特有のやつですかね。クリスマスプレゼントの岸くんもいないし。仕事納めの今日も、白い息を吐きながらマフラーに口を埋めて待っててくれて、あったかいコーヒー差し出しながら「おつかれ」って笑う岸くんもいないし。ちぇっ。(煩悩がすごい)

 

 

今年一年を振り返ると、どうしても苦しかったり重くなってしまうことはもうわかりきっているけど、これは敢えて書き留めておきたいな、と思う。自分のために。いつも自己満足で、自分の思考の大掃除だけど。

 

 

 

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今年はなんだか、不思議な一年だったね。

 

辛かったとか、大変だったとか、それでも、とか、まず色々置いておいて、なんだか不思議な一年だった。

 

言ってしまえば、今年を通常の一年と一緒にするのは少し勿体ないくらい。

 

 

でも、元々極度のインドアな私は、言ってしまえばそう変わりなかったのかもしれない。いつも以上に外に出なくなったとは言え、そこに苦を感じることはそこまで多くなかった。

 

オタク活動的にも、私はコンサートにまだ行ったことが無いし、現場という経験もまだほんの少し。だから、経験している人に比べたら、そこまで恋しくなったりする感覚も少なかった。むしろ、毎日のように配信があって、グッズも通販してくれて、ヤッター!ラッキー!くらいの気持ち。

 

 

 

 

 

ただ、なんだか。

 

 

 

いつもあったものが、なかった。

 

地元の小さなお祭りも、毎年参加するイベントも、季節を感じる大事な行事も、時たま集まる大好きな人達との飲み会も、ちょっと気乗りしないけど行かなきゃいけない場所も。

 

 

夢見てた憧れのチャンスも、なくなった。

 

コンサート、舞台、遠征、ライブ。

 

 

逆に、『いつも通り』を、

変えなければいけない状況もあった。

 

気を遣って、神経を尖らせて、対策して。

 

 

今年こそ行こうとしてた場所、

今年こそ逢いたかった人。

今年は色んなところに行って、たくさんの人に会いたいななんて、ふんわりと思い描いてた。

 

 

去年聞いた『また来年』が叶わなかった。

 

 

 

姿形のない、訳のわからないものにどんどん握りつぶされていった。幸い、自分も身近な人もまだ無事だし、仕事もそこまで影響を受けずにできた。

それでもいつもどこかに恐怖や不安や、切なさ苦しさをずっと秘めて、でもどこにもぶつけることができずにただただ静かに、日々を過ごしていた。

そうするしかなかった。

 

 

そんな中で、ほんの微かな希望を求めてそっと手を伸ばし、奇跡的に掴めたチャンスすら、自ら手放さなきゃいけない状況になってしまったり、指の隙間からすり抜けて、飛んでいってしまった。

 

大好きな人の大好きな顔が写った宝物を抱きしめて、嗚咽を漏らしながら泣いた。涙が落ちないように、何度も何度も閉じながらページをめくった。この時だけは少し、好きでいるのが辛かった。

 

 

 

だけど。

 

 

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私のだいすきなひとたちは、

ずっとずっとそばにいてくれた。

 

 

 

同じこの渦中にいるのに、ずっと止まらず、とにかく明るく、でも優しく、寄り添ってくれた。

 

どうにかして私たちに届けようと、いろんな形で姿を見せてくれた。

 

私は貴方たちが、生きていてくれればそれだけでいいのに、ちゃんと目にも耳にも入るように「生きてるよ」と教えてくれた。

 

この手の中に収まるように、

そっとしっかり届けてくれた。

 

 

いつもいつでも貴方たちに救われてばかりだけど、本当に本当に、心の底から私の『支え』になってくれてたんだよ。

 

 

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こんな一年、こんな日々、こんな思い

もう二度と経験したくない。

 

そんなことばかり思っていた私が

こんな一年でも、「あってよかった」と思えたのは、紛れもなくだいすきなひとたちのお陰。

 

爪が食い込むほど握りしめた拳を

そっと解いて優しく握ってくれた。

 

縮こまって、震えながら怯える背中を

トントンしてくれた。

 

 

去年の大切な約束が、全て消えて無くなってしまったと思っていたけど、そんなことはなくて。

 

「忘れてないよ」って、新しい形で夢を叶えてくれる。そしてまた、未来の約束をくれる。

 

「あの頃に戻りたい」じゃなくて

未来を楽しみに前を向けるように。

 

 

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本当にありがとう。

 

感謝してもしきれないし、ここに書いたって届く訳ないけれど。だけどどうしても伝えたい。吐き出したい。

 

 

一緒に生きてくれて、ありがとう。

 

 

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まだまだこれから先もどうなるかわからないし

まだまだ油断はできない。

まだまだ恐怖も不安も、

たくさんたくさん抱えてる。

 

だけど、貴方たちがいるから

貴方たちのおかげで出逢えた、大好きなお友達がいるから

「強くなくても、優しさで守ればいい」って

そう教えてくれたから。

 

貴方たちがいるから、私はまた、未来の約束や、なんの不安もなく受け取れる『じゅんばんばん』の為に、前を向いていける気がするよ。

 

 

 

だから、

これからも一緒に生きてね。

私も、頑張って生きてみるよ。

 

 

 

今年もありがとう。

来年もよろしくね。

 

 

 

 

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行き止まりばかりでも

神様がくれた時間なんだよ
そう 君と世界は 明日の地球は
同じ笑顔になれる

 

It's a beautiful world

 

耳を澄ませば ほら 新しい季節の足音
聞こえるはずさ

 

華やいだこの世界も 悲しんでるこの世界も
君がいるからまわって… 愛して
僕が選んだ現在も 誰かが描く未来に
繋がっているから


繋がっているから

 

この想いが Make a beautiful world
いつか世界中が きっと もっと
繋がるって そう願うよ